Jensen, Kristine B., and Daniel L. Chan.
"Nutritional management of acute pancreatitis in dogs and cats." 
Journal of veterinary emergency and critical care 24.3 (2014): 240-250.

PubMedリンク PMID:24690138
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タイトル
:犬と猫の急性膵炎の栄養管理

==アブストラクト===
目的
:ヒト、犬、猫の急性膵炎(AP)の管理における現行および新たな栄養学的アプローチについてレビューし、この分野のこれらかの調査に対する枠組みを提供すること。

情報源
:急性膵炎の栄養学的管理に焦点を当てた獣医学的な回顧的研究とレビュー、ヒトの前向き臨床試験とレビュー、および実験動物研究 。

概要
:栄養学的な管理は、急性膵炎の患者の治療計画の重要な部分である。ヒトの医療では、急性膵炎の患者への栄養補給の一般的なアプローチは近年変化し、早期経腸栄養に重点をおいて、非経口栄養よりも経腸栄養が好まれる。利用できる情報は限られているが、急性膵炎の経腸栄養に有益な役割を支持する獣医学の文献による根拠は増えてきており、この患者集団において経腸栄養の許容性が低いという以前の前提と矛盾する。非経口栄養は、十分な経腸栄養に耐えられない栄養不良の患者の一時的な方法として、単独もしくは経腸栄養との組み合わせで適応となり得る。しかし、ほとんどの場合で、経腸栄養を最初に試みるべきである。人の急性膵炎の場合に、膵臓の炎症と調整し、腸バリア機能の改善における良い役割について、免疫栄養が調査されている。

結論
:急性膵炎のある動物患者の栄養学的管理はいまだ困難である。ヒトにおける臨床的な根拠、実験的な動物の研究、および犬と猫の予備研究に基づき、犬と猫の急性膵炎において非経口栄養補助よりも腸管栄養を選ぶことは、有益であり許容されるようである。急性膵炎の犬と猫の最適な栄養療法は、免疫栄養の使用も含め、さらなる調査を必要とする。