Klaus, Jennifer A., Elke Rudloff, and Rebecca Kirby.
"Nasogastric tube feeding in cats with suspected acute pancreatitis: 55 cases (2001–2006)." 
Journal of veterinary emergency and critical care 19.4 (2009): 337-346.

PubMedリンク PMID:25164632
本文:無料公開あり(全文) 

タイトル:急性膵炎の疑いのある猫における経鼻胃チューブ栄養;55例(2001-2006年)

==アブストラクト===
目的:急性膵炎の疑いのある猫において異なる鼻胃チューブ給餌技術に関連した合併症と結果を評価すること。

デザイン:記述的回顧的症例シリーズ。

施設:小動物救急紹介病院。

動物:患者データベース(2001-2006年)から、急性膵炎の疑いがあり、来院から72時間以内に鼻胃チューブ液体経管栄養をうけ、入院中12時間以上おこなった猫を検索した。

方法と主な結果:シグナルメント、病歴、臨床徴候、検査データ、および腹部超音波検査を、診断が疑われた場合に使用した。鼻胃チューブを介して液体食のボーラス投与もしくは連続注入(CRI)をうけたか、および鼻胃チューブ給餌のまえにアミノ酸と炭水化物溶液の静脈内投与が行われたかどうか、をもとに猫を分類した(アミノ酸溶液群と非アミノ酸溶液群)。55頭の猫が組み入れられた。全ての猫で、鼻胃チューブ給餌は来院から平均33.5±15.0時間で開始され、平均58.0±28.4時間で目標カロリー摂取(1.2×{(30×BW[kg])+70})に達した。入院から鼻胃チューブの開始までの時間は、非アミノ酸群の猫21/55頭よりも、アミノ酸群の猫34/55頭で有意に長かった(p=0.009)。ボーラス投与した8頭の猫では、CRI 投与をした47頭の猫よりも目標カロリーに達するまでかかった時間が長かった(p=0.002)。すべての猫での鼻胃チューブ給餌に関連する合併症には、機械的問題(13%)、下痢(25%)、鼻胃チューブ設置に続く嘔吐(20%)、鼻胃チューブ給餌に続く嘔吐(13%)が含まれた。全ての猫における退院までの平均時間は78.6±29.5時間であり、全体での体重増加は0.08±0.52kgであった。50頭の猫が退院後28日で生存していた。

結論
:急性膵炎が疑われる猫のこの集団での鼻胃チューブ給餌はよく許容され、下痢、嘔吐、および機械的な合併症の発生率は低かった。