Imagawa, Tomohiro, et al.
"Anatomical variations of the extrahepatic ducts in dogs: knowledge for surgical procedures." 
Journal of Veterinary Medical Science 72.3 (2010): 339-341.

PubMedリンク PMID:20035115
本文:無料公開あり(全文) 

タイトル
:犬の肝外胆管の解剖学的バリエーション;手術手技のための知識

==アブストラクト===
雑種犬50頭の死体で、肝管の終止のバリエーションを調べた。肝管は70%の犬で4つの主要な分岐で形成され、30%の犬では3つの分岐によって形成されていた。肝管終止の順序は、胆嚢に近い方から以下の通り;ほとんどの犬(90%)で内側右葉からの管、次いで方形葉からの管、その次が外側右葉と尾状葉からの共通管、最後に左葉からの管であった。10%の犬で、方形葉からの管が内側右葉の近位に終始していた。胆嚢管の長さは、多くの犬(88%)で5mm以上であった。この研究により、肝外胆道樹の解剖学的なバリエーションと、それらの術前イメージをを示した。これらの結果は手術時間を短縮するのに役立ち、腹腔鏡下胆嚢摘出術の適応に関する基礎的な情報を提供するだろう。


==訳者コメント===
無料の本文中には図が多く載っていて参考になります。