Lawson, Caitlin M., et al.
"Imaging findings in dogs with caudal intervertebral disc herniation."
 
Veterinary Radiology & Ultrasound52.5 (2011): 487-491.

PubMedリンク PMID:21689201
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タイトル
:尾椎の椎間板ヘルニアのある犬の画像所見

==アブストラクト===
第1−2尾椎部の椎間板ヘルニアのある犬4頭におけるレントゲン画像と磁気共鳴イメージング(MRI)の所見を記述した。すべての犬が来院時7歳齢であり、去勢雄1頭、避妊雌3頭であった。犬種はビーグル1頭、バセットハウンド1頭、大型の雑種犬1頭であった。全ての犬に尾の操作時の痛みがあり、2頭に排便時の痛み、2頭に異常な尾の位置がみられた。3頭にレントゲンで椎間腔内の石灰化がみられ、それらの犬のうち2頭で脊柱管内の石灰化もみられた。3頭でMRI検査を行い、
第1−2尾椎部の様々な程度の椎間板ヘルニアと神経根の圧迫が特徴付けられた。尾椎の頭側部分において、可動性は椎間板を起こしやすくする因子である。犬の尾椎の椎間板ヘルニアは時々生じ、レントゲンとMRIはこの疾患を同定するのに用いることができることを、我々は述べた。尾椎の痛み、尾の操作による痛み、排便中の痛み、異常な尾の姿勢、のある犬の鑑別に、尾椎の椎間板ヘルニアを考慮すべきである。