Proctor‐Brown, Lauren A., Soon Hon Cheong, and Mariana Diel de Amorim.
"Impact of decision to delivery time of fetal mortality in canine caesarean section in a referral population." 
Veterinary medicine and science (2019).

PubMedリンク PMID:30839178
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タイトル
:紹介病院の帝王切開犬における出産日の決定が胎児の死亡率に与える影響

==アブストラクト===
ヒトの医療では、出産感覚に対する決定の推奨があり、それはプロトコールの最適化と病院の成功の系統的レビューを可能にする。獣医療では、そうしたガイドラインは確立されておらず、調べられてもいない。この研究の目的は、帝王切開の実施の決定からの間隔と、 新生児の出産および手術時の胎児死亡率について調べることである。

犬の帝王切開150が回顧的に評価された。帝王切開の症例は、周産期に1頭以上死亡した症例と、すべての仔犬が生存した症例に、二分された。帝王切開における1等以上の周術期死亡の起こりやすさを増加させる因子には、緊急の帝王切開で来院した症例、膣管に胎児が存在する母犬、過去に帝王切開の既往がない母犬、2回以上の出産経験、があった。出産までの間隔は周術期の死亡の起こりやすさには関連はなかったものの、帝王切開時の1頭以上の周術期死亡の起こりやすさを増加させる因子と関連するタイミングとしては、合計の麻酔時間が2時間以上の症例、導入から手術開始までの時間が45分以上の症例、手術時間が75分以上の症例、があった。

結論として、時間は帝王切開の成功における因子であり、胎児の生存率と入院治療の成功率を最適化するために、帝王切開における出産時期についてより良い最適化された決定を定義するためにさらなる研究が必要である。