Mansfield, C., and T. Beths.
"Management of acute pancreatitis in dogs: a critical appraisal with focus on feeding and analgesia." 
Journal of small animal practice 56.1 (2015): 27-39.

PubMedリンク PMID:25586804
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タイトル
;犬の急性膵炎の管理;食事と鎮痛に焦点を当てた批判的評価

==アブストラクト===
急性膵炎に関する知識は、医療および獣医分野の両方で最近増えてきた。知識の拡張にも関わらず、犬の自然発生の疾患における治療介入に関する研究は非常に少ない。結果として、治療の推奨は実験的なげっ歯類モデルもしくは一般的なクリティカルケアの原則から、多く外挿されている。一般的な治療原則には、水分喪失の補充、静水圧の維持、悪心の抑制、痛みの解放が含まれる。最近ヒト医療で提唱されている具体的な介入には、鎮痛としてのニューロキニン1拮抗薬の使用、および早期の食事介入が挙げられている。不健康な腸管細胞は全身性炎症を長引かせると考えられているおり、
早期摂食に前提は腸管の健康の改善である。治療介入の根拠は、これまで強固な臨床試験によって支持されていないが、ヒトでは入院期間を短縮させるという根拠があり、犬でも許容されるだろう。この記事では、犬における急性膵炎の管理の主要な分野を要約し、各推奨のエビデンスのレベルを調べる。