Freeman, Lisa M., et al.
"Body size and metabolic differences in Maine Coon cats with and without hypertrophic cardiomyopathy." 
Journal of feline medicine and surgery 15.2 (2013): 74-80.

PubMedリンク PMID:23001953
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タイトル
:肥大型心筋症があるまたはないメインクーンにおける体の大きさと代謝の違い

==アブストラクト===
成長、グルコース調節、および肥大型心筋症(HCM)との間には相互作用が存在する可能性があるが、詳細には調べられていない。この研究の目的は、HCMのあるメインクーンにおける形態学的特徴、インスリン様成長因子(IGF-1)、およびグルコース代謝についての特徴を調べることである。

体重、ボディコンディションスコア(BCS)、頭の長さと幅、および腹囲について、2歳以上のメインクーンで測定した。心臓エコーと胸部レントゲン(上腕骨の長さと、第4と第12椎骨の長さを測定するため)も行なった。血液を採取し、生化学の特性、DNA検査、インスリンおよびIGF-1について調べた。63頭中16頭がHCM(ミオシン結合タンパクC[MYBPC]+、n=3;MYBPCー、n=13)、47/63頭は心臓エコーで正常(
MYBPC+、n=17;MYBPCー、n=30)であった。MYBPC+とMYBPCーの猫との間で、有意な差のあるパラメータはなかった。HCMのない猫と比較して、HCMの猫では、より高齢で(p<0.001)、体重が重く(p=0.006)、太っており(p=0.008)、上腕骨が長かった(p=0.01)。さらにHCMの猫は、血糖値が高く(p=0.01)、ホメオスタシスモデル評価が高く(p=0.01)、IGF-1濃度が高く(P-0.01)、同腹仔が少なく(p<0.001)、6ヶ月齢(p=0.02)と1歳齢(p=0.03)でより大きかった。多変量解析により、年齢(p<0.001)、BCS(p=0.03)、ホメオスタシシスモデル評価(p=0.047)がHCMと有意に関連していた。

この結果は、早期の成長と栄養、体格の大きさ、および肥満は、HCMの遺伝的素因の環境修飾因子である可能性についての仮説を支持している。HCMの表現型としての発現に早期の栄養が与える影響についてを評価するさらなる研究が必要とされる。