Berg, Rebecca IM, et al.
"Serum insulin‐like growth factor‐I concentration in cats with diabetes mellitus and acromegaly."
Journal of veterinary internal medicine 21.5 (2007): 892-898.
PubMedリンク PMID:17939540
本文:無料公開あり(全文)
タイトル:糖尿病と先端巨大症がある猫における血清インスリン様成長因子-1濃度
==アブストラクト===
背景:血清インスリン様成長因子-1(IGF-1)は、糖尿病の猫において先端巨大症を同定するための血清成長ホルモン定量化の代わりに使用されている。先端巨大症のスクリーニング検査としてのIGF-1の有用性については批判的に評価されていない。この回顧的研究は、先端巨大症を同定するための血清IGF-1濃度の有用性を評価するために行った。
仮説:血清IGF-1は糖尿病の猫における先端巨大症のスクリーニング検査として有用である。
動物:血清IGF-1の定量化を行なった糖尿病の猫74頭の医療記録を再調査した。糖尿病は、コントロール良好(15頭)、インスリン治療計画の問題、併発疾患、もしくはその両方によってコントロール不良(40頭)、または先端巨大症に一致する臨床所見がありコントロール不良(19頭)に分類した。
方法:医療記録の再調査によって行なった。
結果:血清IGF-1濃度は、コントロール良好の猫とコントロール不良の猫に比べて、先端巨大症の糖尿病猫で有意に増加していた(p<0.0001)。血清IGF-1濃度に対する感度と特異度はそれぞれ、84%(95%信頼区間[CI]=60.4-96.6%)、92%(95%CI=81.3-97.2%)であった。血清IGF-1濃度とインスリン治療期間(r=0.23、p=0.089) 、インスリン投与量(r=0.14、p=0.30)(r=0.23、p=0.089) 、年齢(r=0.16、p=0.12)、および下垂体体積(r=0.40、p=0.11) の間には有意な相関はなかったが、血清IGF-1濃度と体重の間には中程度の相関がみられた(r=0.48、p=0.0001)。
結論と臨床的意義:この結果は、先端巨大症を支持する臨床所見をもつ糖尿病の猫において、先端巨大症のスクリーニング検査としての血清IGF-1濃度の測定を支持する。
"Serum insulin‐like growth factor‐I concentration in cats with diabetes mellitus and acromegaly."
Journal of veterinary internal medicine 21.5 (2007): 892-898.
PubMedリンク PMID:17939540
本文:無料公開あり(全文)
タイトル:糖尿病と先端巨大症がある猫における血清インスリン様成長因子-1濃度
==アブストラクト===
背景:血清インスリン様成長因子-1(IGF-1)は、糖尿病の猫において先端巨大症を同定するための血清成長ホルモン定量化の代わりに使用されている。先端巨大症のスクリーニング検査としてのIGF-1の有用性については批判的に評価されていない。この回顧的研究は、先端巨大症を同定するための血清IGF-1濃度の有用性を評価するために行った。
仮説:血清IGF-1は糖尿病の猫における先端巨大症のスクリーニング検査として有用である。
動物:血清IGF-1の定量化を行なった糖尿病の猫74頭の医療記録を再調査した。糖尿病は、コントロール良好(15頭)、インスリン治療計画の問題、併発疾患、もしくはその両方によってコントロール不良(40頭)、または先端巨大症に一致する臨床所見がありコントロール不良(19頭)に分類した。
方法:医療記録の再調査によって行なった。
結果:血清IGF-1濃度は、コントロール良好の猫とコントロール不良の猫に比べて、先端巨大症の糖尿病猫で有意に増加していた(p<0.0001)。血清IGF-1濃度に対する感度と特異度はそれぞれ、84%(95%信頼区間[CI]=60.4-96.6%)、92%(95%CI=81.3-97.2%)であった。血清IGF-1濃度とインスリン治療期間(r=0.23、p=0.089) 、インスリン投与量(r=0.14、p=0.30)(r=0.23、p=0.089) 、年齢(r=0.16、p=0.12)、および下垂体体積(r=0.40、p=0.11) の間には有意な相関はなかったが、血清IGF-1濃度と体重の間には中程度の相関がみられた(r=0.48、p=0.0001)。
結論と臨床的意義:この結果は、先端巨大症を支持する臨床所見をもつ糖尿病の猫において、先端巨大症のスクリーニング検査としての血清IGF-1濃度の測定を支持する。
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