Lourenço, Bianca N., et al.
"Abdominal ultrasonographic findings in acromegalic cats." 
Journal of feline medicine and surgery 17.8 (2015): 698-703.

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タイトル:先端巨大症の猫における腹部超音波検査所見

==アブストラクト===
目的:先端巨大症は、糖尿病の猫のインスリン抵抗性の原因として徐々に認識されるようになってきている。 この研究の目的は、先端巨大症の猫における特定の臓器の超音波検査の変化が、この病態の疑いの指標を高めるかどうかを決定することだ。

方法:この回顧的な症例対照では、2002年1月から2012年10月の間にノースカロライナ州立大学またはコロラド州立大学に来院した猫の医療記録を再調査した。血清インスリン様成長因子-1(IGF-1)濃度が上昇しいて腹部超音波検査が行われて記録されているインスリン抵抗性の猫を先端巨大症群に含めた。対照群には、腎臓、副腎、膵臓、または肝臓の疾患が関与する可能性の低い疾患の調査として腹部超音波検査を行なった、年齢が調整された猫を含めた。

結果:それぞれの群に24頭の猫を含めた。先端巨大症群のIGF-1濃度の範囲は>148-638nmol/lであった。年齢調整を行なった対照群と比較すると、先端巨大症の猫では、左右の腎臓の長さの中央値の有意な増加、左右の副腎の厚みの中央値の有意な増加、および膵臓の厚みの中央値の有意な増加が示された。先端巨大症の猫では肝腫大と両側性副腎腫大がそれぞれ63%と53%でみられ、対照群の猫ではみられなかった。膵臓の異常は先端巨大症の猫の88%、対照群の猫の8%でみられた。

結論と関連性
:これらの所見は、年齢調整をした先端巨大症ではない猫と比較したときに、 先端巨大症の猫では腎臓、副腎、膵臓がかなり大きいことが示された。腹部超音波検査で臓器腫大を示すコントロール不良の糖尿の猫では、先端巨大症の診断検査を考慮すべきだろう。