Fischetti, Anthony J., Kelly Gisselman, and Mark E. Peterson.
"CT and MRI evaluation of skull bones and soft tissues in six cats with presumed acromegaly versus 12 unaffected cats."
 
Veterinary Radiology & Ultrasound 53.5 (2012): 535-539.

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PMID:22703122
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タイトル
:先端巨大症と推定される猫6頭と非罹患猫12頭の頭蓋骨と軟部組織のCT・MRIの評価

==アブストラクト===
猫の先端巨大症は、主に下垂体の腺腫によって引き起こされ、過剰な成長ホルモンとインスリン様成長因子(IGF-1)の分泌を起こす。進行した猫では、骨と軟部組織の増殖によって起こる目立つ顔の特徴と上気道の詰まりを示すだろう。この研究の目的は先端巨大症と推定される猫6頭の軟部組織と頭蓋骨のCTおよびMRIの特徴を、罹患していない猫12頭の所見と比較することだ。CTまたはMRIで下垂体腫瘍の所見がある先端巨大症の猫5頭において、前頭骨の厚みは、年齢調整をした
上気道疾患の病歴のない対照猫よりも厚かった。これらの猫5頭では、鼻腔内、副鼻腔、および咽頭に軟部組織が蓄積している所見もあった。インスリン抵抗性糖尿病の猫1頭では、IGF-1が上昇し、正常な下垂体サイズで前頭骨の肥厚もしくは上気道の詰まりがなかった。