Case, J. Brad, et al.
"Outcome evaluation of a thoracoscopic pericardial window procedure or subtotal pericardectomy via thoracotomy for the treatment of pericardial effusion in dogs."
 
Journal of the American Veterinary Medical Association 242.4 (2013): 493-498.

PubMedリンク PMID:23363281
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タイトル:犬の心膜液の治療のための胸腔鏡下心膜造窓処置または開胸心膜亜全摘の転帰の比較

==アブストラクト===
 目的
:特発性または腫瘍性の心膜液を胸腔鏡下心膜造窓処置または開胸心膜亜全摘で治療した犬における無病期間(DFI)と中央生存期間(MST)を評価し、それぞれの手術を行う前に心臓エコー検査でマスがあった場合となかった場合で、無病期間と中央生存期間を比較すること。

デザイン:回顧的コホート研究。

動物:心膜液のある犬58頭。

方法
:1985年から2010年の間の医療記録を評価した。心膜液が確定診断されており、胸腔鏡下心膜造窓処置または開胸心膜亜全摘が行われている犬をこの研究に含めた。

結果:初期評価時の臨床徴候は類似していたが、 心膜亜全摘と心膜造窓を行なって犬で元気に消失だけは異なっていた。特発性心膜液で心膜造窓を行なった犬は、心膜亜全摘で治療した犬に比べて、無病期間と中央生存期間が優位に短かった。腫瘍性心膜液の犬では、外科手技による無病期間と中央生存期間の有意な差はなかった。

結論と臨床的意義
:特発性心膜液の犬では、 胸腔鏡下心膜造窓処置で治療した場合よりも、開胸心膜亜全摘術で治療したほうが無病期間と中央生存期間が有意に長かった。転帰の差は、初期診断の不正確さ、または心膜造窓が長期の特発性心膜液徴候を緩和するのに不十分であることと関連している可能性がある。