Park, Eun Jung, et al.
"Coincidence of Persistent Müllerian duct syndrome and testicular tumors in dogs."
 
BMC veterinary research 13.1 (2017): 156.

PubMedリンク PMID:28576146
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タイトル:犬のミューラー管遺残症候群と精巣腫瘍の同時発生

==アブストラクト=== 
背景
:ミューラー管遺残症候群は、犬ではまれな雄の仮性半陰陽であり、雄の異常な性表現型として、卵管、子宮、および膣頭側部の形成不全が存在する特徴をもつ。ミューラー管遺残症候群に罹患した犬は、停留精巣と伴うことがある。今日まで、それはミニチュアシュナウザーの犬種に主にみられてきた。

症例提示
:この報告では、ミニチュアシュナウザー以外の犬種において停留精巣に由来する悪性の精巣腫瘍のあるミューラー管遺残症候群の犬2例について記述する。患者は、7歳齢の雄のマルチーズと17歳齢の雄の3.8kgの雑種犬であった。かれらはともに前立腺の肥大±膿瘍と血清エストラジオールの上昇を示しており、精巣腫瘍とミューラー管派生物を外科的に切除した。

結論
:異所性精巣が腫瘍化するのを防ぐために、潜在精巣が疑われる患者では、超音波検査でミューラー管遺残症候群の鑑別を行うべきであり、若齢時に精巣摘出を行うべきであることが推奨される。