Matas, Màrian, David Donaldson, and Richard J. Newton.
"Intracorneal hemorrhage in 19 dogs (22 eyes) from 2000 to 2010: a retrospective study."
Veterinary ophthalmology 15.2 (2012): 86-91.
PubMedリンク PMID:22129068
本文:無料公開なし
タイトル:角膜内出血の犬19頭(22眼)2000-2010年;回顧的研究
==アブストラクト===
目的:この回顧的研究の目的は、角膜内出血を起こした患者の臨床的なデータと、この病態に関して利用可能な獣医学とヒト医学の文献について再調査すること。
動物:Animal Health Trustの臨床データベース内で角膜出血の検索を行なった。19頭(22眼)が特定された。
方法:患者の年齢、品種、性別とともに、病因、部位、治療、およびフォローアップについて調べた。関連するデータを、 同時期にAnimal Health Trustの眼科に紹介された集団(n=5555)と比較した。
結果:22眼が罹患していた。品種と性別に好発は同定されなかった。対照集団と比較して、10歳齢以上の患者はがより頻繁に罹患していた。角膜内出血は角膜のすべての部位で記録され、中部周辺角膜がより頻繁に罹患した。角膜内出血に罹患した角膜のエリアは、長期的に透明性が失われた。血管新生のもととなる眼疾患は、眼の表面から眼内まで様々だった。全身性疾患が調べられた患者もおり、角膜内出血の発症に関連する可能性のある併発疾患はなかった。
結論:角膜内出血は、角膜血管新生を伴うまれな病態だ。ヒトの眼科文献にあるように、角膜内出血は特定の眼疾患や全身疾患と関連付けることはできなかった。ヒトのこの病態で述べられている瞳孔ブロックや角膜穿孔などの重度の合併症は、犬のどの患者でもみられなかった。犬の角膜内出血は、内科治療の有無に関わらず、時間とともに再吸収されるようだ。どの患者でも外科的治療は必要としなかった。
"Intracorneal hemorrhage in 19 dogs (22 eyes) from 2000 to 2010: a retrospective study."
Veterinary ophthalmology 15.2 (2012): 86-91.
PubMedリンク PMID:22129068
本文:無料公開なし
タイトル:角膜内出血の犬19頭(22眼)2000-2010年;回顧的研究
==アブストラクト===
目的:この回顧的研究の目的は、角膜内出血を起こした患者の臨床的なデータと、この病態に関して利用可能な獣医学とヒト医学の文献について再調査すること。
動物:Animal Health Trustの臨床データベース内で角膜出血の検索を行なった。19頭(22眼)が特定された。
方法:患者の年齢、品種、性別とともに、病因、部位、治療、およびフォローアップについて調べた。関連するデータを、 同時期にAnimal Health Trustの眼科に紹介された集団(n=5555)と比較した。
結果:22眼が罹患していた。品種と性別に好発は同定されなかった。対照集団と比較して、10歳齢以上の患者はがより頻繁に罹患していた。角膜内出血は角膜のすべての部位で記録され、中部周辺角膜がより頻繁に罹患した。角膜内出血に罹患した角膜のエリアは、長期的に透明性が失われた。血管新生のもととなる眼疾患は、眼の表面から眼内まで様々だった。全身性疾患が調べられた患者もおり、角膜内出血の発症に関連する可能性のある併発疾患はなかった。
結論:角膜内出血は、角膜血管新生を伴うまれな病態だ。ヒトの眼科文献にあるように、角膜内出血は特定の眼疾患や全身疾患と関連付けることはできなかった。ヒトのこの病態で述べられている瞳孔ブロックや角膜穿孔などの重度の合併症は、犬のどの患者でもみられなかった。犬の角膜内出血は、内科治療の有無に関わらず、時間とともに再吸収されるようだ。どの患者でも外科的治療は必要としなかった。
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