Tørnqvist-Johnsen, Camilla, et al.
"Investigation of the efficacy of a dietetic food in the management of chronic enteropathies in dogs."
 
Veterinary Record 186.1 (2020): 26-26.

PubMedリンク PMID:30563436
本文:無料公開あり(全文

タイトル:犬の慢性腸症の管理における栄養食品の効果についての調査

==アブストラクト=== 
背景:慢性腸症は犬が一般的に罹患する疾患である。慢性の胃腸臨床徴候(3週間以上)があり、腸管の成犬で炎症性変化があり、標準化された徹底的な診断犬で他の根本原因がみつからない犬で、慢性腸症は診断される。治療への反応をもとに、慢性腸症は、食事反応性腸症、抗菌薬反応性腸症、またはステロイド反応性腸症へとさらに分類される。慢性腸症の犬では食事反応性が高い割合を占めるが、慢性腸症の治療における市販の食事の臨床的効果について記述した査読付きの出版物は限られている。

方法:この研究では、慢性腸症のある犬15頭における市販の栄養食品(Hill's Prescription Diet i/d Sensitive Canine Dry)への反応を評価した。犬は標準的な診断評価をうけ、駆虫薬、抗菌薬、グルココルチコイド、または胃保護薬の併用は行わなかった。食事療法の臨床的効果は、食事療法開始前と開始後13日で、犬炎症性腸疾患活動性指数(CIBDAI)を用いて比較した。

結果:食事療法開度後にCIBDAIは有意に減少した(CIBDAIスコアの中央値;治療前9、治療後2;p<0.0005)。

結論
:この研究により、この食事が犬の慢性腸症の有効な管理として使われ得ることが示された。


企業関与
:Hill's Pet Nutrition