Mendelsohn, Danielle, et al.
"Clinicopathological Features, Risk Factors and Predispositions, and Response to Treatment of Eosinophilic Oral Disease in 24 Dogs (2000-2016)."
Journal of veterinary dentistry 36.1 (2019): 25-31.
PubMedリンク PMID:31138045
本文:無料公開なし
タイトル:好酸球性口腔疾患のある犬24頭の臨床病理学的特徴、リスク因子と素因、および治療への反応
==アブストラクト===
この研究の目的は、犬の好酸球性口腔疾患の臨床病理学的な特徴を回顧的に記述し、潜在的なリスク因子または素因を同定し、全体的な治療への反応を報告することである。獣医教育病院と民間の紹介病院における17年間の犬の医療記録を、好酸球性口腔疾患について再調査した。26の病変を含む24頭の犬が組み入れ基準をみたした。患者の平均年齢は6.8歳齢、平均体重は13.4kgであった。15犬種がみられ、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル(16.7%) 、ラブラドール・レトリバー(12.5%)、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア(12.5%)が含まれた。好酸球性病変は口蓋(65.4%)、舌(26.9%)、および他の口腔部位(7.7%)にみられた。追跡期間の中央値は5ヶ月であった。病変部位と体重との統計学的に有意な関連が解析により明らかになった(口蓋と舌の病変は小型犬でよくみられ、他の口腔内病変[口唇または粘膜]は大型犬でよくみられた)。病変部位と治癒との間には相関がみられ(口蓋病変の犬はすべて、最終評価時に無症候になっていた)、治癒と抗菌薬+プレドニゾロンとの間にも相関がみられた(この治療の組み合わせがないよりも治癒する割合が多かった)。無症候性であった犬のうち70%は、投薬なし、またはアレルギー治療単独で治癒し、これは無症候性の犬では保存療法によく反応する可能性があることを示唆している。病変部位と品種、シグナルメントと治療への反応、病変の治癒とグルココルチコイドの使用または末梢の好酸球増加との間に関連はみられなかった。
"Clinicopathological Features, Risk Factors and Predispositions, and Response to Treatment of Eosinophilic Oral Disease in 24 Dogs (2000-2016)."
Journal of veterinary dentistry 36.1 (2019): 25-31.
PubMedリンク PMID:31138045
本文:無料公開なし
タイトル:好酸球性口腔疾患のある犬24頭の臨床病理学的特徴、リスク因子と素因、および治療への反応
==アブストラクト===
この研究の目的は、犬の好酸球性口腔疾患の臨床病理学的な特徴を回顧的に記述し、潜在的なリスク因子または素因を同定し、全体的な治療への反応を報告することである。獣医教育病院と民間の紹介病院における17年間の犬の医療記録を、好酸球性口腔疾患について再調査した。26の病変を含む24頭の犬が組み入れ基準をみたした。患者の平均年齢は6.8歳齢、平均体重は13.4kgであった。15犬種がみられ、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル(16.7%) 、ラブラドール・レトリバー(12.5%)、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア(12.5%)が含まれた。好酸球性病変は口蓋(65.4%)、舌(26.9%)、および他の口腔部位(7.7%)にみられた。追跡期間の中央値は5ヶ月であった。病変部位と体重との統計学的に有意な関連が解析により明らかになった(口蓋と舌の病変は小型犬でよくみられ、他の口腔内病変[口唇または粘膜]は大型犬でよくみられた)。病変部位と治癒との間には相関がみられ(口蓋病変の犬はすべて、最終評価時に無症候になっていた)、治癒と抗菌薬+プレドニゾロンとの間にも相関がみられた(この治療の組み合わせがないよりも治癒する割合が多かった)。無症候性であった犬のうち70%は、投薬なし、またはアレルギー治療単独で治癒し、これは無症候性の犬では保存療法によく反応する可能性があることを示唆している。病変部位と品種、シグナルメントと治療への反応、病変の治癒とグルココルチコイドの使用または末梢の好酸球増加との間に関連はみられなかった。
コメント