Mauler, Daniela A., et al.
"Signalment, clinical presentation, and diagnostic findings in 122 dogs with spinal arachnoid diverticula."
Journal of veterinary internal medicine 28.1 (2014): 175-181.
PubMedリンク PMID:24428321
本文:無料公開あり(全文)
タイトル:脊髄くも膜憩室にある犬122頭のシグナルメント、臨床徴候、および診断所見
==アブストラクト===
背景:犬の脊髄くも膜憩室に関する情報のほとんどは、比較的少数の症例シリーズから得られていてる。この研究の目的は、より多くの犬で疾患の説明を行うことである。
目的:脊髄くも膜憩室のある多数の犬のシグナルメント、臨床徴候、および画像所見いついて記述すること。
動物:脊髄くも膜憩室のある犬122頭。
方法:回顧的症例シリーズ研究。脊髄くも膜憩室について、すべての医療記録を検索した。診断は脊髄造影、CT脊髄造影、またはMRIによって行われた。
結果:122頭中、125個の脊髄くも膜憩室が同定された。65個は頚部領域に位置し、60個は胸腰部領域に存在した。体重が重さが、頚部に位置する脊髄くも膜憩室と有意に関連した(p<0.001)。95頭が雄で、27頭が雌であった。雄犬は有意に多かった(p<0.0001)。最も罹患が多かった品種はパグであった。脊髄くも膜憩室に近接する部位での以前または並存する脊髄障害は、26頭の犬でみられた。脊髄くも膜憩室のあるフレンチ・ブルドッグ13頭中8頭と、パグ21頭中7頭で、以前または並存の脊髄疾患がみられたが、ほかにはロットワイラー17頭中1頭でのみ脊髄疾患がみられた。
結論と臨床的意義:パグとフレンチ・ブルドッグは脊髄くも膜憩室発症の素因があるかもしれない。これらの犬の多数の割合で、並存する脊髄障害が診断されており、脊髄くも膜憩室形成の素因であるかもしれない。雄犬での有病率の高さについてはさらなる調査を必要とする。
"Signalment, clinical presentation, and diagnostic findings in 122 dogs with spinal arachnoid diverticula."
Journal of veterinary internal medicine 28.1 (2014): 175-181.
PubMedリンク PMID:24428321
本文:無料公開あり(全文)
タイトル:脊髄くも膜憩室にある犬122頭のシグナルメント、臨床徴候、および診断所見
==アブストラクト===
背景:犬の脊髄くも膜憩室に関する情報のほとんどは、比較的少数の症例シリーズから得られていてる。この研究の目的は、より多くの犬で疾患の説明を行うことである。
目的:脊髄くも膜憩室のある多数の犬のシグナルメント、臨床徴候、および画像所見いついて記述すること。
動物:脊髄くも膜憩室のある犬122頭。
方法:回顧的症例シリーズ研究。脊髄くも膜憩室について、すべての医療記録を検索した。診断は脊髄造影、CT脊髄造影、またはMRIによって行われた。
結果:122頭中、125個の脊髄くも膜憩室が同定された。65個は頚部領域に位置し、60個は胸腰部領域に存在した。体重が重さが、頚部に位置する脊髄くも膜憩室と有意に関連した(p<0.001)。95頭が雄で、27頭が雌であった。雄犬は有意に多かった(p<0.0001)。最も罹患が多かった品種はパグであった。脊髄くも膜憩室に近接する部位での以前または並存する脊髄障害は、26頭の犬でみられた。脊髄くも膜憩室のあるフレンチ・ブルドッグ13頭中8頭と、パグ21頭中7頭で、以前または並存の脊髄疾患がみられたが、ほかにはロットワイラー17頭中1頭でのみ脊髄疾患がみられた。
結論と臨床的意義:パグとフレンチ・ブルドッグは脊髄くも膜憩室発症の素因があるかもしれない。これらの犬の多数の割合で、並存する脊髄障害が診断されており、脊髄くも膜憩室形成の素因であるかもしれない。雄犬での有病率の高さについてはさらなる調査を必要とする。
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