Leyva, Fernando J., et al.
"Histopathologic characteristics of biopsies from dogs undergoing surgery with concurrent gross splenic and hepatic masses: 125 cases (2012–2016)." 
BMC research notes 11.1 (2018): 122.


PubMedリンク PMID:29433531
本文:無料公開あり(全文

タイトル:脾臓と肝臓の肉眼的な腫瘤の併発を手術したい犬の病理組織学的な特徴;125症例(2012-2016)

==アブストラクト===
目的:脾臓摘出と肝臓腫瘤の生検/切除を行った犬における脾臓と肝臓の腫瘤の併発についての病理組織学的な特徴を調べること。脾臓の腫瘤と肝臓の腫瘤がみつかった家庭飼育犬125頭について調べた。シグナルメント(年齢、性別、品種)、体重、病理組織学的検査の結果を全ての犬で記録した。

結果
:この研究の27%(34/125頭)の犬で、肝臓と脾臓のどちらにも悪性所見がなかった。60/125頭(48.0%)の犬では脾臓と肝臓が悪性腫瘍であり、そのうち56頭(93.3%)では脾臓と肝臓は同じ悪性腫瘍であった。シグナルメントは、脾臓の病理に関する他の報告と同様であった。この臨床集団では、肝臓と脾臓に肉眼的な腫瘤が術中にみつかった犬の27%では、どちらの部位でも良性であり予後が良好であった。