Allen‐Deal, A., and D. Lewis.
"Prevalence of Clostridium perfringens alpha toxin and enterotoxin in the faeces of dogs with acute haemorrhagic diarrhoea syndrome." 
Journal of Small Animal Practice (2021).


PubMedリンク PMID:33723885
本文:無料公開なし

タイトル:急性出血性下痢症候群の犬の糞便中のウェルシュ菌のα毒素とエンテロトキシンの保有率

==アブストラクト===
目的:急性出血性下痢症候群の犬におけるウェルシュ菌α毒素をコードする遺伝子と、ウェルシュ菌エンテロトキシンをコードする遺伝子の保有率を調べること。

方法:以下の3つのグループの犬の糞便中のウェルシュ菌α毒素とウェルシュ菌エンテロトキシンの保有率を調べた後ろ向き研究;急性出血性下痢症候群の犬(n=16)、別の原因による出血性下痢の犬(n=17)、出血性下痢のない犬(n=10)。急性出血性下痢症候群の犬におけるウェルシュ菌α毒素および/またはウェルシュ菌エンテロトキシンと、急性患者生理学検査評価(APPLE)スコア、急性出血性下痢指数スコア、および入院期間の長さについての相関を評価した。

結果:ウェルシュ菌アルファ毒素の保有率は、他の原因の出血性下痢の犬(58.82%)および出血性下痢のない犬(60%)と比べて、急性出血性下痢症候群の犬(43.7%)で高くはなかった。ウェルシュ菌エンテロトキシンの保有率は、別の原因の出血性下痢の犬(11.76%)と比べて、急性出血性下痢症候群の犬(18.7%)で有意に高くはなかった。ウェルシュ菌エンテロトキシンの保有率は、急性出血性下痢症候群の犬と出血性下痢のない犬(20%)で類似していた。ウェルシュ菌α毒素の存在は、急性出血性下痢症候群の犬におけるAPPLEスコア、急性出血性下痢症候群指数スコア、または入院期間の長さを増加と相関することはなかった。

臨床的意義
:この研究は、他の原因の出血性下痢の犬または出血性下痢のないに比べて、急性出血性下痢症候群の犬でウェルシュ菌α毒素またはウェルシュ菌エンテロトキシンの保有率が増加するということを示さなかった。