Lewis, D. H.
"Indications for use and complications associated with canine plasma products in 170 patients." 
Journal of Veterinary Emergency and Critical Care (San Antonio, Tex.: 2001) (2021).


PubMedリンク PMID:33751801
本文:無料公開なし

タイトル:170頭の患者における犬の血漿製剤の使用適応と関連した合併症

==アブストラクト===
目的:犬の血漿製剤(PP)を投与された犬の集団について記述し、輸血反応の発生率を報告し、血液型が一致しない血漿を投与した場合にそれが高いかどうかを特定すること。

デザイン:2016年3月から2018年1月の間に犬の血漿製剤を投与された犬における回顧的研究。

施設:一次救急クリニックのある民間の紹介病院。

動物:クリニックの電子医療記録システムから同定された、研究期間中に少なくとも1単位の犬の血漿製剤の投与を受けた家庭飼育犬194頭;25頭は記録が不完全で除外された。

介入:なし。

方法と主な結果
:電子記録の検索を行い、2016年から2018年の間に犬の血漿製剤を投与された患者が同定された。輸血反応に関連した回数とタイプを同定するために診療記録を調べた。研究には169症例が組み入れられ、合計で412の血漿製剤の投与が行われた。反応は投与の4%(17/412)でみられ、大部分が本質的に軽度なものであった。同定された輸血反応のうち、血液型が一致しなかった輸血よりも、一致した輸血のほうが割合は大きかったが、その差は統計的に有意ではなかった(p=0.7989)。輸血反応は1単位の投与をした場合(5%)よりも、複数の単位の血漿を投与した場合(13%)の方が高かったが、この差も統計的に有意ではなかった(p=0.1161)。輸血反応は、濃厚赤血球の輸血を行ったときのほうが起こりやすかったが、これも統計的に有意ではなかった(p=0.07)。

結論
:犬の血漿製剤の投与は、輸血反応のリスクも低く、安全な方法であるようだ。犬の血漿製剤の血液型のマッチングは不必要であり、犬の輸血服反応の発生率を減らさない。