Hoshino, Tomoya, et al.
"Long‐term follow‐up of a single dose of fluralaner in nine dogs with demodicosis."
 
Veterinary Dermatology (2021).


PubMedリンク PMID:33830579
本文:無料公開なし

タイトル:毛包虫症の犬9頭におけるフルララネルの単回投与の長期フォローアップ

==アブストラクト===
背景:犬の毛包虫症における経口フルララネルの長期フォローアップはこれまで行われていない。

目的:犬の毛包虫症の長期治療(>12ヶ月)としてのフルララネルの有効性に関する多施設前向きオープン試験。

動物:9つの獣医診療所で毛包虫症と診断された家庭飼育犬。

方法:フルララネルの単回の経口投与を行った。二次性の膿皮症の治療としてのシャンプーは許可したが、基礎疾患に対する薬をのぞいて、他の薬剤やシャンプーは禁止した。それぞれの犬は3ヶ月間、徹底的な寄生虫学的および皮膚科学的な評価をうけ、12ヶ月間フォローアップされた。

結果:26頭の犬が登録された。年齢は3ヶ月齢から16歳齢の範囲であった。9頭が若齢犬、17頭が成犬での発症であった。18頭が全身型、8頭が限局型であった。フルララネルの投与により、ダニが100%根絶され、3ヶ月ですべての皮膚病変が完全に消失した。17頭の犬はイソキサゾリンの2回目の投与が必要であったか、フルララネル治療とは関係のない原因で死亡したため、1年間の追跡評価からは除外された。残りの9頭では、どの犬にも再発はみられなかった(成犬発症6頭、若齢犬発症3頭;全身型6頭、限局型3頭)。4頭を1年以上、1頭を2年以上、4頭を3年以上モニターした。

結論と臨床的意義
:フルララネルの単回投与は、基礎疾患の治療と組み合わせることで、長期的な治癒を効果的にもたらすことが示された。