Foreman, Max, et al.
"Serum C‐reactive protein in dogs with paraplegia secondary to acute intervertebral disc extrusion."
Journal of Veterinary Internal Medicine (2021).
PubMedリンク PMID:34085305
本文:無料公開あり(全文)
タイトル:急性椎間板突出による対麻痺のある犬における血清C反応性タンパク
==アブストラクト===
背景:痛覚の消失を除けば、急性椎間板突出に続発する対麻痺のある犬の予後予測に容易に利用できる検査はない。
目的:椎間板突出の外科治療を行った対麻痺のある犬において、血清C反応性タンパク(CRP)が術後の転帰を予測するかどうかを評価し、血清CRPと入院時の痛覚の有無、および血清CRPtおMRIにおける脊髄内の変化の有無、との関連について評価すること。
動物:2018年から2020年の間に私たちの病院で、椎間突出に続発する対麻痺のために手術をうけ、血清CRPの測定を行った犬100頭。
方法:回顧的観察コホート研究。犬は痛覚の有無によって修正フランケルスコアによる4または5に分類された。MRI画像をレビューし、T2強調像高信号:L2椎体長を測定した。術後の転帰は減圧手術後の痛覚、歩行、またはその両方がもどった時に良好と定義した。
結果:CRPの中央値(95%信頼区間)は、修正フランケルスコア4の犬で4mg/L(4-5)、スコア5の犬で6mg/L(4-7)であった(p=0.03)。CRPとT2強調像高信号:L2椎体長の間には弱い線形相関(R2=0.049、p=0.03)がみられた。転帰に関するデータは85頭で入手可能であり、転帰良好な犬のCRPは4mg/L(4-5)、転帰不良な犬のCRPは5mg/L(4-10)であった(p=0.32)。
結論と臨床的意義:血清CRPは、椎間板突出による対麻痺の犬の術後の転帰を予測しなかった。
"Serum C‐reactive protein in dogs with paraplegia secondary to acute intervertebral disc extrusion."
Journal of Veterinary Internal Medicine (2021).
PubMedリンク PMID:34085305
本文:無料公開あり(全文)
タイトル:急性椎間板突出による対麻痺のある犬における血清C反応性タンパク
==アブストラクト===
背景:痛覚の消失を除けば、急性椎間板突出に続発する対麻痺のある犬の予後予測に容易に利用できる検査はない。
目的:椎間板突出の外科治療を行った対麻痺のある犬において、血清C反応性タンパク(CRP)が術後の転帰を予測するかどうかを評価し、血清CRPと入院時の痛覚の有無、および血清CRPtおMRIにおける脊髄内の変化の有無、との関連について評価すること。
動物:2018年から2020年の間に私たちの病院で、椎間突出に続発する対麻痺のために手術をうけ、血清CRPの測定を行った犬100頭。
方法:回顧的観察コホート研究。犬は痛覚の有無によって修正フランケルスコアによる4または5に分類された。MRI画像をレビューし、T2強調像高信号:L2椎体長を測定した。術後の転帰は減圧手術後の痛覚、歩行、またはその両方がもどった時に良好と定義した。
結果:CRPの中央値(95%信頼区間)は、修正フランケルスコア4の犬で4mg/L(4-5)、スコア5の犬で6mg/L(4-7)であった(p=0.03)。CRPとT2強調像高信号:L2椎体長の間には弱い線形相関(R2=0.049、p=0.03)がみられた。転帰に関するデータは85頭で入手可能であり、転帰良好な犬のCRPは4mg/L(4-5)、転帰不良な犬のCRPは5mg/L(4-10)であった(p=0.32)。
結論と臨床的意義:血清CRPは、椎間板突出による対麻痺の犬の術後の転帰を予測しなかった。
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