Slovak, Jennifer E., and Nicolas F. Villarino.
"Safety of oral and intravenous mycophenolate mofetil in healthy cats." 
Journal of Feline Medicine and Surgery(2017): 1098612X17693521.

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==アブストラクト===
目的
:この研究の目的は、健康な猫におけるミコフェノール酸モフェチル(MMF)の静脈内(IV)投与および経口投与の安全性と臨床的な効果を評価すること。

方法
:体重3.5kg以上で健康な成猫24頭に、 MMFのIV投与(2時間かけて投与)もしくはMMFの経口投与のいずれかを行なった。投与量は以下の通り;
5m/gk, IV, 単回投与(n=2)
10mg/kg, IV, 12時間毎, 1日投与(n=1)
2
0mg/kg, IV, 12時間毎, 1日投与(n=6)
10mg/kg, IV, 12時間毎, 3日間投与(n=5)
分析を目的として、それぞれの猫で最後の投与後から最大12時間間隔で採血を行なった。
MMFの経口投与は以下の通り;
10mg/kg, 12時間毎, 7日間投与(n=3)
15mg/kg, 12時間毎, 7日間投与(n=3) 
15mg/kg, 8時間毎, 7日間投与(n=4)

結果
:MMFの副作用は最小限であった。IV投与中および投与後のいずれの猫においても、食欲不振と嘔吐は認めなかった。IV投与の14頭中4頭で、IV投与後12-48時間で下痢を認めた。 経口投与の10頭中1頭で食欲不振を認め、嘔吐は認めなかった。経口投与の10頭中5頭で調査中の2ー7日の間に下痢を認めた。

結論と関連性
:MMFの10mg/kg,IV,12時間毎,3日間の投与、および≦15mg/kg,経口,12時間毎,7日間までの投与は、猫に許容された。用量依存性の消化器副作用の発生があるようだ。MMFは猫における代替的な免疫抑制剤として利用できる可能性がある。


==訳者コメント===
・副作用として下痢は頻繁に見られるようです。
・中長期の投与に伴う有害事象に関しては、この文献からは分からないことを考慮しておく必要があります。