Guillaumin, Julien, et al.
"Influence of hang time and location on bacterial contamination of intravenous bags in a veterinary emergency and critical care setting." 
Journal of Veterinary Emergency and Critical Care (2017).

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==アブストラクト===
目的
:獣医救急室(ER)と集中治療室(ICU)における静脈輸液バッグの液体とポートの細菌汚染率を評価すること。

デザイン
:実験モデル

設定
:大学病院内に吊るされてる1Lの乳酸平衡電解質液の静脈輸液バッグ90個

介入:バッグはERの2ヶ所(シンクとゴミ箱)とICUの1ヶ所(シンク)に11日間吊るした。バッグは臨床での使用をシュミレートするため、滅菌針で1日に3回穿刺した。注入ポートを消毒し、0,2,4,7,10日目に液体を50mlずつ繰り返し収集した。液体と注射ポートについて好気性菌の培養を行なった。2回連続して同様の表現型の細菌の増殖を汚染と定義した。0日目からの液体の汚染率の増加を正確2項検定を用いて試験した。場所間のポートの汚染率はフィッシャーの正確検定を用いて試験した。

主な結果
: 注射ポートにおける複合細菌増殖は10日目に平均8.1(95%信頼区間 0.005-16.2)cfu/ポートに達した。0,2,4,7日目における複合ポート汚染はそれぞれ3.3%、11.1%、17.8%、31.1%だった。ポートの汚染はERとICUで同様だった。しかし、ポートの汚染はゴミ箱エリア(16.7%)よりもシンクエリア(38.3%)で高かった(P=0.032)。0日目、2日目に汚染された液体バッグはなかった。4日目、7日目の液体バッグの汚染率は1.1%と4.4%であった。汚染されたバッグは全てERのものであった(6.7% 95%正確二項検定信頼区間 1.9-16.2%)。

結論
:注射ポートの汚染は7日目に31.1%に達した。バッグがシンクの横にかけられていると汚染が起こりやすかった。我々のバッグの穿刺モデルでは、液体の汚染は2日目から4日目の間に起こった。
 

==訳者コメント===
・汚染の割合は消毒の仕方や穿刺の回数などによって変わり得ると思います。