Hobbs, Joshua, et al.
"Ultrasonographic features of canine gastrointestinal stromal tumors compared to other gastrointestinal spindle cell tumors."
 
Veterinary Radiology & Ultrasound 56.4 (2015): 432-438.

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==アブストラクト===
 犬の消化管間質腫瘍(GIST)は、免疫組織化学の利用によって認識された消化管紡錘細胞腫瘍の最近のサブタイプである。 我々の知る限り、免疫化学的に確定した犬のGISTについて画像の特徴について述べたものはない。この回顧的な横断研究の目的は、犬のGISTを他の紡錘細胞腫瘍と比較して、超音波検査の特徴を記述することである。
 超音波検査で胃腸に腫瘤病変が確認され、病理組織学的に紡錘細胞腫瘍と診断された犬37頭を調査した。回収された組織検体について免疫組織化学染色を行って腫瘍の種類をさらに鑑別し、それぞれの検体は一人の獣医病理学者によって評価された。検査された超音波検査の特徴には、腫瘤のエコー源性、均質性、キャビテーション(空洞現象)の存在、起源となる層、腸壁の対称性、壁の層構造の消失、位置、大きさ、脈管性、穿孔もしくは潰瘍の存在、が含まれた。腫瘍のタイプはGIST 19、平滑筋肉腫 8、平滑筋腫 6、未分類の肉腫 4、が含まれた。GISTは他の腫瘍よりも有意に腹水との関連が高かった(P<0.03)。盲腸の腫瘍(8)は全てGISTであったが、それ以外では全ての腫瘍の種類の間で解剖学的位置には重複があった。解剖学的位置の他には、他の消化管の紡錘細胞腫瘍との区別を可能にするGISTに特徴的な超音波検査の特徴はなかった。今回の研究でも過去と報告と同様に、GISTは盲腸に発生する紡錘形細胞の中で最も一般的であった。GISTおける原因不明の腹水の頻度の高さは、細菌性腹膜炎に起因する可能性がある。