Setyo, L., et al.
"Furosemide for prevention of cyclophosphamide‐associated sterile haemorrhagic cystitis in dogs receiving metronomic low‐dose oral cyclophosphamide."
Veterinary and Comparative Oncology (2017).
PubMedリンク
本文:無料公開なし
タイトル:メトロノーム低用量経口シクロフォスファミドを投与した犬におけるシクロフォスファミド関連無菌性出血性膀胱炎の予防のためのフロセミド
==アブストラクト===
出血性膀胱炎はシクロフォスファミドの治療のリスクとして知られている。最大耐用用量のシクロフォスファミドが投与される際に、フロセミドによる利尿は犬で有効である。この回顧的研究の目的は経口のフロセミド投与が無菌性出血性膀胱炎の発生を減らすかどうかを決定することである。第二の目的は、無菌性出血性膀胱炎を起こす素因を特定することである。
メトロノームシクロフォスファミドにより治療された115頭の犬を回顧的に分析した。 集団は無作為化されてはいない。25頭(21.7%)の犬が無菌性出血性膀胱炎を起こした。フロセミドの投与は無菌性出血性膀胱炎の発生しやすさを有意に減らした(p=0.010、フロセミドの使用なしでシクロフォスファミドの投与を受けた犬の30.3%に無菌性出血性膀胱炎が診断されたのに対し、フロセミドを投与していた犬では10.2%で診断された)。年齢、性別、品種、体重、シクロフォスファミドの治療回数、ピロキシカムの使用、以前もしくは既存の疾患は無菌性出血性膀胱炎の発症に関連していなかった。
この研究はフロセミドは無菌性出血性膀胱炎の予防に効果的であることを示し、その使用はメトロノームシクロフォスファミド療法を実施する際に考慮すべきかもしれない。
==本文から===
利益相反・企業関与:不明(記述なし)
フロセミド投与量:0.5-1.0mg/kg sid
"Furosemide for prevention of cyclophosphamide‐associated sterile haemorrhagic cystitis in dogs receiving metronomic low‐dose oral cyclophosphamide."
Veterinary and Comparative Oncology (2017).
PubMedリンク
本文:無料公開なし
タイトル:メトロノーム低用量経口シクロフォスファミドを投与した犬におけるシクロフォスファミド関連無菌性出血性膀胱炎の予防のためのフロセミド
==アブストラクト===
出血性膀胱炎はシクロフォスファミドの治療のリスクとして知られている。最大耐用用量のシクロフォスファミドが投与される際に、フロセミドによる利尿は犬で有効である。この回顧的研究の目的は経口のフロセミド投与が無菌性出血性膀胱炎の発生を減らすかどうかを決定することである。第二の目的は、無菌性出血性膀胱炎を起こす素因を特定することである。
メトロノームシクロフォスファミドにより治療された115頭の犬を回顧的に分析した。 集団は無作為化されてはいない。25頭(21.7%)の犬が無菌性出血性膀胱炎を起こした。フロセミドの投与は無菌性出血性膀胱炎の発生しやすさを有意に減らした(p=0.010、フロセミドの使用なしでシクロフォスファミドの投与を受けた犬の30.3%に無菌性出血性膀胱炎が診断されたのに対し、フロセミドを投与していた犬では10.2%で診断された)。年齢、性別、品種、体重、シクロフォスファミドの治療回数、ピロキシカムの使用、以前もしくは既存の疾患は無菌性出血性膀胱炎の発症に関連していなかった。
この研究はフロセミドは無菌性出血性膀胱炎の予防に効果的であることを示し、その使用はメトロノームシクロフォスファミド療法を実施する際に考慮すべきかもしれない。
==本文から===
利益相反・企業関与:不明(記述なし)
フロセミド投与量:0.5-1.0mg/kg sid
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