ねころんで探せる小動物医療のジャーナルクラブ

小動物臨床の獣医師が、臨床に役立ちそうな論文情報をちょっとづつアップします。ねころんでいても論文検索ができればいいなと。

カテゴリ: 解剖

Hall, Margaret I., Jeffrey H. Plochocki, and José R. Rodriguez‐Sosa.
"Male and female anatomical homologies in the perineum of the dog (Canis familiaris)." 
Veterinary medicine and science(2019).

PubMedリンク PMID:30663868
本文:無料公開あり(全文

タイトル
:犬の会陰部の雄と雌の解剖学的相同性

==アブストラクト===
雄のメスの会陰構造の相同性を理解することは、進化生物学者と臨床医の両方にとって犬の進化と解剖をより理解するのに役立つ。家庭犬はヒト社会の中で重要な役割を担っており、犬の会陰の解剖は繁殖の成功のための犬の生殖健康を維持と、多種多様な病理にとって重要である。 ここでは、われわれは雄と雌の会陰の構造の相同性について調べ、共通の機能、解剖学的関係、付着部を元に構造の同定を行った。この調査では21頭の雄と雌の大型犬の解剖を行った。雄と雌の間で、筋肉、筋膜、勃起組織を含めた、勃起、排尿、排便に関連する構造の広い相同性を見出した。これらの相同性の利用をすることで、解剖が難しいことで有名な部位である会陰の解剖学的構成について、解剖学者と臨床医の助けになるだろう。


※本文中に詳しい解剖が載っています。
 

Imagawa, Tomohiro, et al.
"Anatomical variations of the extrahepatic ducts in dogs: knowledge for surgical procedures." 
Journal of Veterinary Medical Science 72.3 (2010): 339-341.

PubMedリンク PMID:20035115
本文:無料公開あり(全文) 

タイトル
:犬の肝外胆管の解剖学的バリエーション;手術手技のための知識

==アブストラクト===
雑種犬50頭の死体で、肝管の終止のバリエーションを調べた。肝管は70%の犬で4つの主要な分岐で形成され、30%の犬では3つの分岐によって形成されていた。肝管終止の順序は、胆嚢に近い方から以下の通り;ほとんどの犬(90%)で内側右葉からの管、次いで方形葉からの管、その次が外側右葉と尾状葉からの共通管、最後に左葉からの管であった。10%の犬で、方形葉からの管が内側右葉の近位に終始していた。胆嚢管の長さは、多くの犬(88%)で5mm以上であった。この研究により、肝外胆道樹の解剖学的なバリエーションと、それらの術前イメージをを示した。これらの結果は手術時間を短縮するのに役立ち、腹腔鏡下胆嚢摘出術の適応に関する基礎的な情報を提供するだろう。


==訳者コメント===
無料の本文中には図が多く載っていて参考になります。
 

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