Gordo, I., et al.
"The use of methylene blue to assist with parotid sialadenectomy in dogs." 
Journal of Small Animal Practice.


PubMedリンク PMID:32860224
本文:無料公開なし

タイトル:犬の耳下腺唾液腺切除術を支援するためのメチレンブルーの使用

==アブストラクト===
イントロ:耳下腺切除術に関連した重大な合併症がある。最も多く報告されている永続的な合併症は顔面神経の損傷である。メチレンブルー染色は組織の可視化を改善し、顔面新駅の完全生を維持するための術中ツールとして使用されている。

目的:犬の耳下腺切除におけるメチレンブルーの使用の機能性と実現可能性のについて説明すること。

方法:紹介病院で2016年から2019年の間に、メチレンブルー注入を行ったうえで耳下腺切除を行った家庭飼育犬7頭を含む回顧的研究を行った。耳下腺の外科疾患を確定し、ステージングを目的として、横断画像検査を行った。すべての犬でメチレンブルー注入後に耳下腺と耳下腺導管の切除を行った。メチレンブルーは、耳下腺導管へのカテーテル 挿入を介した投与、または異常な腺への直接注入のいずれかで投与された。

結果:すべての症例で、数秒以内に耳下腺は暗青色に染まり、漏出はみられなかった。完全な耳下腺と耳下腺導管の切除はすべての犬で達成され、手術時間は平均97分であった。主観的に、色のついた耳下腺の神経支配を同定し、解剖の一助として有用だった。顔面神経損傷を含めた合併症は記録されなかった。

臨床的意義
:犬における完全な耳下腺切除のためのメチレンブルー染色は実現可能であり、迅速で簡便な方法であった。それは間接的な顔面神経同定法としても使用でき、解剖を容易にして術後の顔面神経麻痺の発生を減らすことができる。